人が年に一度の健康診断を受けるように、
G-MENも校正を受けて計測器としての状態を知ることが重要です。
計測器の性能は、使用する環境や状況、時間経過による経年劣化、
また未使用のまま保管をしていても計測精度が変化する可能性があります。
使用する計測器が正確に測定できなければ、
製品や商品の品質保証確認をすることができません。
校正試験を行うことで計測器が正しく測定できているか証明することができます。
品質管理の向上や信頼性の確保を維持する為に、
定期的にG-MENの校正試験を実施することが大切です。
標準器を用いて計測器の表す値とその真の値との関係を求めることです。(JIS Z 8103)具体的には(*1)トレーサビリティのとれた標準器を用い、指定された環境下で頭角装置の表す値が標準器とどれだけの誤差があるかの証明を行います。
使用している計測器が正しく測定できているかを確認するものであり、校正の結果、調整が必要と判断されても「修理」や「メンテナンス」は含まれません。
*1 標準器又は測定器が、より高位の測定基準によって次々と校正され、国家標準・国際標準につながる経路が確立されていること。(JIS Z8103)
ユーザーの計測器がどういう経路で校正されたかが分かりその経路がきちんと国家標準までたどれる(繋がっている)ことを言います。各々の計測器、標準器などは、“校正の鎖”で繋がれていることが重要です。
通常校正(購入時/再校正) 1台につき校正費41,000円(税抜) |
購入時特別校正(簡易書類) 1台につき校正費23,000円(税抜) |
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【発行される書類】 ①校正証明書.pdf ②試験成績書.pdf ③トレーサビリティ証明書.pdf ※校正証明書の宛名には企業名・部署名が必須になります。 |
【発行される書類】 ①校正証明書.pdf ②試験成績書.pdf ※通常校正に比べて簡易的な書類になります。 ※校正証明書への宛名の記載はありません。 ※トレーサビリティ証明書及び体系図はつきません。 ※再校正時は通常校正になります。 |
校正実施後に発行される校正書類は基準を満たした校正が行われていることを証明するものになりますので、計測器の精度を客観的に証明することができます。
校正については、ご注文をいただいてから個々試験をおこないますので納期は2~4週間かかります。
再校正は依頼品到着後の校正試験手配となります。
校正をどのくらいの間隔で実施する必要があるのかについて明確な基準は法的に定まっておりません。
メーカーとして推奨するサイクルは1年に1回です。
対象機種 | DR100・GR100・GP100・GL100 | DR20・GR20・GP20・GL20 | DR01・GR01・GL01 |
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加振周波数 | 33hz | 33hz | 33hz |
加振加速度 | 10G | 2G | 1G |
加振方向 | X軸・Y軸・Z軸 | X軸・Y軸・Z軸 | X軸・Y軸・Z軸 |
温度 | +23℃ 判定規格±3℃ | +23℃ 判定規格±3℃ | +23℃ 判定規格±3℃ |
加速度値 | 10G 判定規格±10% | 2G 判定規格±10% | 1G 判定規格±10% |